旅の写真と「生活の脇役」

日々を楽しく生きる為には旅する気持ちが必要だと思います。
自分で考え自分で行動して自分で感じる事。
 全く違う文化で育ったものを理解しようとする事。世界にはいろいろな人がいてそれぞれの考えで生きているという事。何かに興味を持ち素直に感動する事。

忙しい毎日の中で、僕らに足りないのはそんな事だと思います。旅する時に自然に持っている気持ちがあれば毎日が少しは楽しくなるはずです。僕らは旅を終えて明日から仕事という時現実に引き戻されるといって息苦しくなったり、現実へ復帰するために無理に気持ちを入れ替えていたりします。
現実を生きるには好奇心も感動も理解も必要ないのでしょうか?

好奇心や感動は美味しいものを食べたり、良い音楽を聞いたり、誰かを愛したりする事と同じくらい生きる上で大切な事だと思います。

頻繁に旅には行けなくても写真や物を見て旅した事を思い出したりこれからの旅をイメージしたり出来ます。それは決して現実逃避ではなく日々を豊かに生きる知恵だと思います。見て感じて想像する事、こんな気持ちを自分ひとりで保つのはとても大変です。そういう手助けをするのが「生活の脇役」の出来る事の一つだと思います。

ガラスや陶器や写真だけでなく、自分のお気に入りの物を手元において旅をした時の事を思い出して時間の流れをちょっとだけ楽しい方向に変えてみてください。

一人一人が旅する気持ちを持っていれば世界が平和になると思いませんか。