「山盛りなオジサン」


怖そうなオヤジだな〜、店に入ったときから思った
席は遠かったけどよく目が合ってしまう
彼のオーダーが来た
最近見ない超山盛りのご飯、その上には茹でた鶏肉に
しょうが醤油がかかている(たぶん?)
遠くからでもハッキリわかるくらいジッと見ていたのだろう

僕の視線に 「食うか?」 と聞いてくる
「いや、いらない。でも写真撮らせて」
「おう、わかった」 オジサンおもむろに食べ始める
ご飯だけ撮れれば良かったのだけど・・・・
見かけによらずサービスが良い
グァッツ! グァッツ!
みるみるご飯の山が消えてゆく
体育会系学生の様な爽快な食べッぷり
驚いた事にご飯は一粒もこぼれていない
素早い手の動きがポイントなのかっ!?

美味そうに、大切にご飯を食べる人を久しぶりに見た
人や街の活気はこういう食べッぷりから生まれるんだ